ほうれい線としわの違いは?その原因は?

口元の線がほうれい線かしわかを悩む女性

30代以降になると、誰しもが気になってくるほうれい線。最近では20代の方でもほうれい線が気になり、美容医療の施術を受ける方も居るのだそう。

一方で、そんなほうれい線と同じように目立ってくるのが、しわです。目じりやおでこにあるのはしわですが、同じように皮膚に線が入るということは、ほうれい線と同じなの?と思われる方も多いと思います。

 

そこで今回は、ほうれい線としわの違いを、原因から解明していき、それぞれの改善方法や予防法についてご紹介します。

 

1.ほうれい線としわの違いとその原因

ほうれい線としわは、肌の老化に伴って現れる異なる肌トラブルです。

ほうれい線は、口角から下に伸びる縦線のことを指し、主に顔の輪郭がたるんだり重力によって引っ張られたりすることによって形成されます。

一方、しわは皮膚の表面に現れる細かい線やしわで、皮膚の乾燥やコラーゲンの減少によって引き起こされます。

ほうれい線は口元周辺に集中し、顔の輪郭の変化を示す一方、しわは額、目尻、口元などさまざまな部位に現れ、皮膚の老化のしるしとなります。

 

1)ほうれい線の主な原因

ほうれい線は、皮膚がたるんだり重力によって引っ張られることで起こるので、原因もそれらに当たります。

 

皮膚のたるみ: 顔の筋肉や皮膚が年齢とともに弱くなり、重力の影響を受けてほうれい線が形成されます。

コラーゲン減少: コラーゲンは皮膚の弾力を保つために重要ですが、年齢とともに減少し、ほうれい線を引き起こします。

表情の影響: 口の周りの表情や筋肉の動きがほうれい線の形成に影響を与えることもあります。

 

2)しわの主な原因

しわは、「小じわ」「真皮じわ」「表情じわ」と、大きく3つに分けることができます。

それぞれ原因が異なるので、一つずつ紹介します。

 

①真皮じわ

真皮じわは、皮膚の深い層にある真皮の変化に起因するしわです。主な原因は、コラーゲンとエラスチンなどの皮膚の弾力性を保つ成分の減少です。年齢の増加や紫外線の影響により、真皮の組織が弱まり、皮膚がたるみ、しわが現れます。真皮じわは一般的に深く、化粧品での改善は難しいしわです。

 

②小じわ

小じわは、皮膚の表面に現れる細かいしわで、主に肌の乾燥や紫外線による肌ダメージによって引き起こされます。皮膚の水分保持能力の低下や油分不足により、皮膚が乾燥して細かなしわができます。また、表情筋の繰り返しの動きによっても形成されることがあります。小じわは特に目尻や口元などで見られます。

 

③表情じわ

表情じわは、顔の表情筋の繰り返しの動きによって引き起こされるしわです。表情筋が繰り返し収縮することで、皮膚にしわができるため、笑顔や眉を寄せるなどの表情が影響を与えます。時間の経過とともに、この種のしわは深くなり、顔の表情と連動して現れます。

 

2.ほうれい線としわの違いまとめ

①位置と方向

ほうれい線:口角から下に伸びる縦線で、主に顔の輪郭のたるみによって形成されます。

しわ:皮膚表面に現れる細かい線やしわで、額、目尻、口元などさまざまな部位に現れます。

 

②深さと形状

ほうれい線:比較的深く、縦に伸びたしわの形状をしています。

しわさまざまな深さと形状を持ち、小じわから深いしわまで幅広い範囲があります。

 

③原因

ほうれい線:主に重力と皮膚のたるみ、口周りの表情筋の影響によって引き起こされます。

しわ:皮膚の弾力性の減少、乾燥、紫外線曝露、表情筋の繰り返しの動きによって引き起こされます。

 

 

④外見の変化

ほうれい線:主に顔の輪郭や表情に変化をもたらし、顔全体の印象を左右することがあります。

しわ:細かい線から深いしわまでさまざまなパターンで現れ、肌全体の質感や老化のしるしとなります。

 

このように、ほうれい線としわには明確な違いがあります。

一方で、共通点もあります。それは、予防法です。

 

3.ほうれい線としわの予防法

ほうれい線と深いしわのどちらにも共通するものが、真皮の衰えと顔のたるみです。

そのため、それらを予防するという意味では、予防法は同じになります。

 

乾燥対策、紫外線対策はエイジングケアではもちろんのこと、生活習慣を正すことや、正しいスキンケアを行うことも大切です。

 

ただし、ほうれい線も深いしわも、上記はあくまで予防法になります。

既にあるほうれい線やしわを改善したいのであれば、美容医療がお勧めです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

同じように見えるほうれい線としわも、整理をしてみると意外と異なる点が多いことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

しかし、予防法は同じです。肌老化を進行させないためにも、適切な予防法で防いでいきましょう。

    
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