化粧品は年齢に合わせて選ぶ

ここでは、年齢別に選ぶ化粧品についてご紹介します。

女性なら誰もが実年齢より1歳でも若く見られたいと願うものです。それはたとえ70歳になったおばあさんでも同じはず。

見た目年齢という言葉があるように、人の見た目は「体型」「体質」「食事」さらには「ライフスタイル」が違うだけで、同い年でも髪の質や肌のシワなど…認めたくはないほどの差が出てきます。

そんな中で、やはりそこには日頃のスキンケアが大きく関わってくるといっても過言ではありません。

いつまでも若く見られたい方はエイジングケア化粧品を

年齢に合わせた化粧品でエイジングケア肌の弾力、潤い、ハリを保つにはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分が必要不可欠です。若いころならこれらの美肌成分は、身体の中に十分なくらいありました。

ですが、年齢と共に徐々に肌に必要な成分は減り始め、シワやたるみ、乾燥、シミという肌トラブルが出てくるのです。それはだいたい20代後半くらいから徐々に減りだし、40代を過ぎるとピーク時の半分近くにまで減少してしまうのです。

加齢による肌トラブルに対抗するためには?

肌の老化の原因は加齢だけでなく、ストレスや紫外線、その他の刺激によっても引き起こされます。そのため、日常生活を改善することでもある程度は老化を遅らせることができるでしょう。

そこで最も有効方法、やはりエイジングケア化粧品をもちいることです。即効性のあるもの、効果が出るまで時間がかかるものなどいろいろ種類はありますが、使用するのとしないのとでは、数年後に大きな違いとして表れてきます。

年齢に合ったエイジングケア化粧品選びを

ただ、エイジングケア化粧品を選ぶ場合、自分に合ったものを探すのは大切ですが、一生同じものを使用するのも考えものです。日々、美容成分も新しいものが開発され、それにともないエイジングケア化粧品もどんどん新しくなっていきます。そのため、その時代に合わせたベストな化粧品選びをすることが大切です。

また、肌の状態は年齢とともに変わってしまうのですから、やはりエイジングケア化粧品もその年齢、悩みに合わせて変えてみるというのも大切かも知れません。

もちろん、自分の肌に合う、効果もしっかり表れるというのであれば、そのまま使用してもいいかもしれません。ただ、実際は効果だけでなく悩みの深刻さ、経済面、スキンケアにかけられる時間なども年代によって違うので、そのライフスタイルに合わせて選ぶことも必要です。

年代別の肌の悩み

☆30代の肌の悩み
肌の悩みの深刻度 それほど気にならない
経済面 子育て等で費用は少ない
スキンケアにかけられる時間 仕事・子育てで少ない
☆30代の肌トラブル
ニキビ 気になる
乾燥 多少気になる
たるみ 目立たない
シワ 目尻や笑いじわなど
シミ・くすみ ほとんどない
ライン
☆40代の肌の悩み
肌の悩みの深刻度 気になる程度~深刻
経済面 余裕あり
スキンケアにかけられる時間 ある程度時間はある
☆30代の肌トラブル
ニキビ ほとんど気にならない
乾燥 気になる
たるみ 輪郭がぼやけてくる
シワ 顔全体にシワが目立ってくる
シミ・くすみ 若干出てくる
ライン
☆50代の肌の悩み
肌の悩みの深刻度 かなり深刻
経済面 余裕あり
スキンケアにかけられる時間 かなり時間はある
☆30代の肌トラブル
ニキビ ほとんど気にならない
乾燥 気になる
たるみ 輪郭が変わってくる
シワ 数も増え、深くなる。化粧では隠せない
シミ・くすみ 目立ってくる

年齢別!肌のハリを維持するための必須テク

顔のハリが失われると、たるみが生じて年齢肌に…。さらに状況が悪化すれば、ゆくゆくはシワが発生する原因にもなります。 ハリが失われるのは自然な加齢現象なので、完全に食い止めることはできません。真皮に含まれるコラーゲンは18歳頃を100%とすれば、40歳で約60%、60歳で約40%まで減少します。ただ、この老化を緩やかにすることで、たるみ、シワの発生を遅らせることは可能。これがアンチエイジングというものです。 それでは、たるみ・シワのない肌を長く保つために必要なエイジングケアの方法を世代別に紹介させて頂きます。ハリのある肌を維持し、目指すべきは実年齢マイナス5歳肌です!

30代にやっておきたい!ハリを維持するスキンケア

特に30代前半のうちは、それほどハリが失われている…ということはないかもしれません。しかし、油断は禁物。すでに真皮のコラーゲンは徐々に減少をはじめています。
コラーゲンを破壊する元凶の1つは太陽光に含まれる紫外線。真皮が紫外線ダメージを受けるとコラーゲンがどんどん減ってしまい、たるみ・シワが生じやすくなります。紫外線がもたらすのはメラニン色素による日焼けだけではありません。肌にダメージを蓄積させないように、入念なUV対策を行いましょう。日焼けには火傷と同じように赤く炎症を起こすサンバーン、黒くなるサンタンの2種類があります。サンバーンはUVB、サンタンはUVAという紫外線が引き起こしますが、実は真皮のコラーゲンを破壊する性質が強いのはUVA。比較的安全とされているサンタンのほうがコラーゲン減少率は高いのです。
UV対策に際しては、UVAを防ぐPAを重視し、PA+++の製品を使いたいところ。もちろん、サンバーンのダメージも良くありませんから、SPFも30以上が望ましいでしょう。PA+++、SPF30以上の日焼け止めをこまめに塗って外出することが大切です。
若いうちのエイジングケアは、UV対策が基本。その上で、CVアルギネート、ナールスゲンなど“コラーゲンを増加させる美容成分”が含まれた化粧品を用いるのがベストでしょう。

40代でも継続したい!ハリを向上するエイジングケア

コラーゲンはタンパク質の一種であり、体内で合成されています。真皮のハリを維持するためには、コラーゲンの合成を活発化することが不可欠。40代になったら、真皮でのコラーゲン合成を活性化するためのケアに力を入れたいところですね。
そこでオススメなのがビタミンC(L-アスコルビン酸)です。ビタミンCは、コラーゲンを生成する際に補酵素として働く物質。ビタミンCが不足すると、正常なコラーゲンを合成することができなくなります。化粧品として肌に塗るのはもちろん、食事から経口摂取することも重要。ビタミンCが、身体の外側・内側の双方から若々しい肌を維持するために機能してくれます。
ビタミンCに加え、繊維芽細胞を直接活性化してコラーゲン生成を助けるCVアルギネート、ナールスゲンなどを配合した化粧品を用いれば、相乗効果が期待できそう。こういった複合的なケアを続ければ、肌の老化を大幅に遅らせることも夢ではありません。

50代でも諦めない!美魔女を目指すトータルケア

最近では50歳前後になっても30代前半と見間違えられる美魔女も増えてきています。美容への関心が高まってきたことに加え、化粧品などスキンケア製品の開発技術が向上したことも美魔女の増加に寄与していることでしょう。ただ、そうはいっても50代になれば真皮のコラーゲンが大幅に減少してきていることは間違いありません。かなり入念なケアを行わないと、若々しい美肌を維持することは困難です。
コラーゲン生成に必要なビタミンC(L-アスコルビン酸)、活性酸素を除去するビタミンE(トコフェロール)に加え、コラーゲン生成をダイレクトに促すCVアルギネート、ナールスゲンなどの美容成分は必須。
それに加えて、食生活も美容を重視したメニューに切り替えましょう。動物性脂肪は飽和脂肪酸といって血流悪化を招きます。肌に栄養を行き渡らせるためには、青魚・亜麻仁油に含まれるω3脂肪酸、グレープシードオイル・紅花油などに含まれるω6脂肪酸、オリーブオイルなどに含まれるω9脂肪酸などがオススメ。大豆イソフラボン、フィトケミカルなどもアンチエイジング効果の高い栄養素です。
スキンケア、食事を見直したら、後は表情筋エクササイズ。顔の筋肉を大きく動かし、表情筋を鍛えるのです。しっかりとエクササイズすれば、たるみ・シワの予防に直結します。50代からのエイジングケアには、スキンケア・食事・表情筋エクササイズ…などを複合したトータルケアが不可欠です。

エイジングケア注目の化粧品ガイドのカテゴリー紹介

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