赤ちゃん肌の秘密はⅢ型コラーゲン

ここでは、赤ちゃんのような肌のみずみずしさや柔らかさを生み出しているⅢ型コラーゲンの特徴についてご紹介します。

コラーゲンと一口に言っても、実はその種類は30種類以上あるのはご存知でしょうか。中でも肌に関係している2大コラーゲンがⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲン。Ⅰ型コラーゲンは皮膚の真皮や骨に多く含まれる太く硬い繊維性の成分で、真皮の約9割を占めます。Ⅲ型コラーゲンはベビーコラーゲンともいわれる細くやわらかい繊維で保水力が高く、弾力やしなやかさを保ちます。
これらのコラーゲンは年齢ともに低下してしまうのですが、このⅢ型コラーゲンの不足によって肌の水分保持力が弱くなると、弾力性が失われ、しわやたるみが現れるようになります。
つまり、肌の弾力を保つためにはⅢ型コラーゲンの低下を抑えていかなければならないということなのです。

Ⅲ型コラーゲンの特徴

みずみずしさの源
Ⅲ型コラーゲンは柔軟性コラーゲンで皮膚や血管を構成している成分です。水分保持力が高いため肌のみずみずしさを保ち、弾力をもたせます。
赤ちゃんの肌がみずみずしく柔らかいのはⅢ型コラーゲンが豊富なためです。
25歳頃から徐々に減少
大人になると徐々に減っていき、25歳前後を境に減少すると言われています。そして、食事やサプリからはほとんど摂取することができません。
肌再生機能も高い
皮膚が損傷すると、細胞の再生作業が始まります。再生作業の過程でまず働くのがⅢ型コラーゲン。その後Ⅰ型コラーゲンの働きで治癒が進んでいきます。

Ⅲ型コラーゲンの生成をサポートする注目の成分

加齢が進むとどんどん減少するⅢ型コラーゲンは減少します。しかも、食事からの補給が難しく、仮に経口摂取しても吸収率はかなり低くなるようです。しかし、年齢肌と戦うためには、何とかしてⅢ型コラーゲンの減少を食い止めなければいけません。

外部から取り入れても吸収されにくい以上、体内でのⅢ型コラーゲン産生をサポートするか、Ⅲ型コラーゲンを吸収できる形に変えるか…どちらかのアプローチが必要です。

「そんなことできるの?」という声が聞こえてきそうですが、ご安心ください!すでに肌内部のⅢ型コラーゲンを増加させる方法は発見されています。赤ちゃんの柔肌を実現しているⅢ型コラーゲンの力で、年齢に負けない美肌を実現しましょう。

ネオダーミル

ネオダーミルはスイス化粧品会社−インデュケム社(Induchem AG)が開発したアンチエイジング成分です。
バイオテクノロジーによって生まれた物質で、Ⅲ型コラーゲンを含めたハリ成分の合成を促進する性質を持っています。実際、臨床試験で肌のコラーゲン密度向上が確認済みです。
老化してコラーゲン産生能力の低下した繊維芽細胞に、メチルグルコシド6リン酸というエネルギー源を与え、Ⅰ型・Ⅲ型コラーゲン産生を促進するメカニズムになります。

詳しくはネオダーミルのページへ

卵殻膜

卵殻膜とは卵の殻の内側にある0.07mmほどの薄皮のこと。ゆで卵を剥く時に殻の内側にある薄い膜を目にしたことがありますね?この膜が卵殻膜です。
近年になってこの卵殻膜についての研究が進み、卵殻膜には細胞増殖作用があることが分かってきました。実際、卵殻膜は中国伝統医学において漢方薬の原料−鳳凰衣として知られており、明代の医学書『本草綱目』にも記述があります。近年、研究が進むにつれて、漢方の有効性が再評価されていますね。卵殻膜に関しても、そういった漢方再評価の波に乗って、これから普及が進む可能性がありそうです。

さて、この卵殻膜には繊維芽細胞を活性化する働きがあることが分かりました。卵殻膜に活性化された繊維芽細胞は、Ⅲ型コラーゲン産生量が3.5倍になったというのです。この実験結果は『日経ヘルス』(2014.7号)に掲載されているため、信頼性は充分。

唯一のネックは水に溶けにくく、吸収されにくいことだったんですが…、研究の成果により吸収しやすい形に変換することが可能になりました。 微粉末化・加水分解に成功し、食品だけでなく化粧品や衣料品にも配合されるようになってきました。加水分解された卵殻膜は、水に溶けて体内にきちんと吸収されるのです。

25歳を境に減少するⅢ型コラーゲンですが、ネオダーミルの開発、卵殻膜の加水分解成功により、ようやく、外部から補給できるようになりました。こういった美容成分を用いれば、化粧品を用いたスキンケアによりⅢ型コラーゲンを増加させることができるわけです。
アンチエイジングで周りに差をつけるなら、このⅢ型コラーゲンがカギになるでしょう。まだ「コレだ!」と思う化粧品に出会っていない方は、この機会にⅢ型コラーゲン重視のケアを実践してみてはいかがでしょうか?

上記のように、肌のみずみずしさや弾力を保つⅢ型コラーゲンは25歳前後から年々減少してしまいます。
これまでは外部から補うことが難しいとされてきましたが、Ⅲ型コラーゲンの生成をサポートする新成分・ネオダーミルの開発や、卵殻膜の研究が進んだことで、しなやかさや弾力が失われていくお肌をケアすることが可能になってきました。エイジングケアで悩んでいる方はこのような成分が入っている化粧品を使ってみることもおすすめです。

Ⅲ型コラーゲンの生成を促す主なエイジングケア商品

製品名 ナールスネオ
会社 株式会社ディープインパクト
特徴 Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンをサポートするネオダーミルが配合された美容液。目元、口元など、エイジングサインが気になる箇所の集中ケアに。
製品名 アルマード ラ ディーナ スキンローション
会社 株式会社アルマード
特徴 卵殻膜の他、2種のヒアルロン酸・コラーゲンを配合した美容液化粧水。トロリとした濃厚な使用感。

肌に必要な美容成分とは?

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