肌の保湿力を上げる低分子ヒアルロン酸

ここでは潤いのある肌を保つ美容成分、低分子ヒアルロン酸についてご紹介します。

「肌の潤いを保ち、乾燥から守る働き」がある成分として認知されているヒアルロン酸。スキンケアにはヒアルロン酸は欠かせない成分なのは、美肌ケアを行う女性に限らずほとんどの方が周知のことでしょう。ただ、なんとなくうるおい成分であるという事はわかっていても、実際にどのような効果があって、どういうものを選んだらいいのか分からない方は多いようです。

ヒアルロン酸はもともと人間の身体にある成分で、肌の潤いだけでなく目や関節部分にも欠かせないものです。また、スポンジのような役割をもち、潤いをキープできるというメリットもあります。

ただ、ヒアルロン酸は生まれたての赤ちゃんでピークを迎え、年齢を重ねるごとにどんどん減少していきます。特に30代になると急激に減少し、40代になると赤ちゃんの頃の半分以下になってしまいます。さらに、60代ではさらにその半分(赤ちゃんの頃の25%程度)までに低下してしまうのです。

ヒアルロン酸がなくなるという事は、肌の水分量が少なくなり「乾燥」「シワ」などの大きな原因となります。また、肌のバリア機能もなくなるので、紫外線や外部からの刺激を受けやすくなってしまうのです。

低分子ヒアルロン酸と高分子ヒアルロン酸

ただ、通常のヒアルロン酸は分子量も大きく100万~800万くらいです。人間の皮膚は3000程度なので、とても通常のヒアルロン酸が浸透できる大きさではありません。

そこで開発されたのが通常よりも分子量の小さな低分子ヒアルロン酸です。皮膚よりも分子量が小さいため、肌の奥深くの真皮層まで浸透することができ、減少したヒアルロン酸を補うことができるのです。

もちろん、分子の大きい高分子ヒアルロン酸も肌の表面を潤すには必要なものですので、できることなら低分子コラーゲンで、肌の奥深くから潤いを保ち、表面は高分子コラーゲンでバリアするというエイジングケアが理想的です。

ヒアルロン酸とコラーゲンの関連性

美肌にはヒアルロン酸の他にコラーゲンも必要と言われます。では、ヒアルロン酸とコラーゲンではどちらがエイジングケアには適しているのでしょうか。

  • コラーゲンは肌のハリや弾力に欠かせない成分
  • ヒアルロン酸は肌の潤いに欠かせない成分

……です。

コラーゲンは格子状の網のようになっていて、ヒアルロン酸はその間を埋めています。コラーゲンが不足していればいくら分子量の小さいヒアルロン酸を補充しても、その場に維持していられなくなります。

どちらも年齢により生成量が低下していきます。そのため、より効果を上げるにはどちらの成分も一緒に補充する方がより効果がアップするのです。

低分子ヒアルロン酸が含まれる主なエイジングケア化粧品

製品名 ビーグレンモイスチャライジングゲル
特徴 コラーゲンとヒアルロン酸配合

ライン

製品名 サイクルプラス
特徴 4種類の異なる性質のヒアルロン酸配合

ライン

製品名 母の滴
特徴 保水力が2倍のスーパーヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)配合

エイジングケア注目の化粧品ガイド

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